謀略大企画大復活!!
遊佐未森…そのあやしい魅力(^^;

 すごーく昔…どのくらい昔かというと、この世にはまだソラミミ楽団が存在していたくらい昔(^^;のことなのだが…あるグループが発行した未森さん勝手ファン小冊子に寄稿させていただいたことがある。原稿がなぜか紛失してしまっているのであるが、その時に書いたことを思い出しながら、増補版として再掲載することにした。こらこら、そこのきみ、e-mailじゃカミソリは送れないぞ:-)。

 まずは何と言っても、あの帽子があやしい。当方の調査によると、「水色」ジャケットまでは欠かさずかぶっており、決して脱ぐことがなかったのだが、最近はかぶらないことも多いようである。これについては「実は**なのではないか」と憶測が乱れ飛んだりもしたのだが、そうではないようである。ただし、あの髪が地毛であるという証拠はどこにもない。数年前からそのネタだけでもっている、タモリのようにあやしい。

 次にあやしいのが「8の字唱法」である。最初聞いたときからあやしさプンプンであったが、歌唱力がアップした近年、いっさい口にしなくなったのは一体どういうことだろうか?最近めったに聴けなくなった、ヤバい裏声と共にあやしい。でも、それを言っちゃオシマイだというのがプロの歌手として最悪にあやしい(^^;。

 もっとあやしいのが例の踊りである。うーむ、太極拳。ライブには参加しないので事情がつかめないのだが、まだ踊っているのだろうか?

 さらに不明なのが「ソラミミ楽団」というコンセプトである。うーむ、廃絶された概念。結局、歌では心が通い合わないのか、愛は地球を救えないのか?世界中の僕が君を待ってるというのに。ハイソな名前の「歩古ホール」と同じくらいあやしい。ついでにモー博士が異常な愛情的にあやしい。

 アルバムがあやしい。ベスト盤が1枚しかないというのが冷や飯的にあやしい。さらに、レーベルを移籍する時に1枚出てしまったあたりが、筋肉少女帯のようにあやしい。

「瞳水晶」があやしい。昔インタビューで「出したい」って言っていたのに、いつまでたっても出ない新レコーディング版「瞳水晶199x」が決定的にあやしい。あと2年切っているぞ!大丈夫か、遊佐!?結局「友達に彼氏を取られてしまった」ということが言いたいだけの歌があやしい。水に泳ぐ魚があやしい。「カナリヤ」が「カナリア」でないところが、ガスマスクをつけた機動隊のようにあやしい。さらに月姫が「郵便配達は2度ベルを鳴らす」のよーで、ジャック・ニコルソン的にあやしい。

「空耳の丘」があやしい。なんと言ってもシュワルツェネガーが怪しい。何を言えなかったのか考え始めると止まらなくなる飛行機乗りの歌が、ポルコ・ロッソのようにあやしい。手を降りながら二人で歩くルララとリルルのコンビが正体不明である。真夜中過ぎの屋根裏で良からぬことをしている雰囲気の「ぼくら」が、ひとつ屋根の下でとてつもなくやらしい。

「ハルモニオデオン」があやしい。某誌で話題になっていた「春藻煮おでん」も含めて、ことごとくあやしい。無論、ハルモニオデオン本体もあやしい。アレって、ぢつわ木をいぢめているだけなんじゃないだろうか?それに関連するのかもしれないが、空き缶から飛行機を作って、その屑鉄からロボットを作るテクノロジーがあやしい。妙な研究してる「中折れ帽子銀縁めがね」の彼が、このへんの黒幕であると考えられる。彼もアルムおんじのよーであやしいのだが、それにもまして2匹の猫があやしい。あと「Water」は「入水自殺の歌」とも取れるあたりがちょっとコワい(T^T)。そしてまたしても空色の帽子があやしい。

「HOPE」があやしい。ジャケットで未森さんが持っている楽器が、深すぎる含意があるようで「ハーディ・ガーディ・ガール」的にあやしい。さらにロバがあやしい。アルバム内容とは全く関係のないトロッコの握り棒があやしい。ビデオの「hikari」の踊りがあやしいというか、こないだ久しぶりに見て痛かった(T^T)。そしてやっぱり欠かすことができない、カボチャのスープがあやしい。

「モザイク」があやしい。アルバムタイトルからして、もはやメガネや除去装置を必要としたり、思わずパスワード探しに熱中してしまうほどあやしい。全然ヒットしなかったアニメとのタイアップ曲が、銀河英雄伝説のようにあやしい。もちろん、アルバム後半部を強硬に「プログレ」と主張していたところが、強烈にあやしすぎる。通信カラオケに絶対載らない「われもこう」(こないだMIDIのデータを見かけて驚いたけど(^^;)。

「モモイズム」があやしい。急に出てきた「モモ」というコンセプトが、全くハマってないあたりが、混沌を物語っている。版権フリーの正体不明なアフリカーナ・シャントをサンプリングしているあたりが、細野晴臣とのつながりを感じさせてお茶目である。はすくりあ。「私はね、ちょっとノロマなとこがある」と歌っているが、本当にちょっとだけなのかどうか定かでないあたりがあやしい。無論、人語を解するブルッキーの羊が、不吉な予言をするくだんのバケモノのよーで、あやしい上にコワい(T^T)。

「水色」があやしい。「さっきまでの暖かな時」がラブホテル的でやらしい。彼氏の靴を履いてみるまで、自分と彼氏が違う人間であるということに気づかなかったあたりが、とってもバカそう。そしてイチジク・ジャムがあやしい。

「アルヒハレノヒ」があやしい。すでにイッちゃってる小川美潮(チャクラ出身)の掛け声が、南洋楽園伝説的にキまくっている。夏の踊りニコニコ男の子。紅茶にリンゴという献立が、排尿困難者の食生活のようで涙を誘う(オレだよ(;_;))。ところで、ダリル・ハンナって誰なんだ?ジム・モリソンのようにあやしい。それから、その歌はドライブに合わない(爆)。

「アカシア」があやしい。「アカシアを植えると土が豊かに」なるというあたりが、科学的検証を得ていなさそうで、オカルティックにあやしい。ノラネコがあやしい。「また会える、そんな気がしてたら/こんなところでねえ」と歌うが、一体どんなところで再会したのかあやしい上に、非常に気になる(神さま、いま僕はとってもいけない想像をしてしまいました(T^T))。

「roka」があやしい。素直に読んだら「ろーか」じゃないかとも思うのであるが、あくまでも「濾過」であるらしい。東の果てと西の果ての島に引き裂かれた二人が、アイルランドと日本に引き裂かれたあの人たちのようで、ちょっと深読みしすぎて涙が止まらなくなってしまった(;_;)。潮の満ち引きや満月や母なる夜がフロイト的にあやしい「潮見表」は、S.E.のカモメの鳴き声が赤ん坊の泣き声に聞こえて(原案:須藤さん)、まるでもう3ヶ月も無い(爆)かのように失敗しちゃったようにあやしい。それから「祖父にささげる」のクレジットが「信用してもいいんだな?」という感じで、あけびというタイトル自体があやしい。はじめての海はあけびのにおい。ろりろり。

「エコー」があやしい。移籍をしたという業界事情があやしく、だけどクォリティは落ちずに、ちょっとホッ。スコットランド・レコーディングと帯に書いてあるにもかかわらず「アイリッシュの風が…」とか言って宣伝していた、うちの大学生協の常識と良識を疑う。「レモンの木」を聴くと、なぜだかポ*カの「レ*ンの滴」が飲みたくなってしまうというあたりが、「生きるって大変なんだね、未森さん」と泣けてくる(T^T)。「胸に染みるわ〜」という歌詞のまとめが、細野さんの奥さんのようであやしい。行かなくちゃ。「The Road to Nowhere」の英語があやしい…と書きたかったけど、英語上手だな〜、未森さん。CDと一緒に「タペストリー」を歌っていると、必ず「カル*〜ア・ラ・ポ*ト〜…カ*ビー」とキャプション入りで商品名を言ってしまうオレさまが、本当は上野洋子ファンだっただけなんじゃねーのか?って感じで我ながらあやしい。

 ついでにここで言っておくと、外間隆史があやしい。「風が走る道」での「らららら、わーうー」のコーラスがあやしい。しかも、この歌が「ずっとずっとあなたと往きたい」な歌であるあたりが、そーとーあやしい。いや、別にそれ自体はなんらあやしいことではないのだが、途中からしばらくいなくなっていたくせに、ここに来て急に帰ってきたあたりが、アップルに帰ってきたジョブズのよーにあやしいとゆーか、いきなりzabadakが再結成してしまうくらいあやしい(しまった、こんなこと書いたら、また某BBSで吊るし上げられたり、大阪南港に沈められそうになったりしちゃうよ(T^T))。

 そう言えば、中原信雄もあやしい。当時、未森さんとヤプーズのベースを兼任していたというのが、あやしさ大爆発である。テクノ、テクノ、テクノとわたし!男を追いまわす故障女の歌を歌っていたヴォーカルに、本当にその通りにされてしまったあたりが、激震のDas Gemeineにあやしい。んでもって「わかつきめぐみの宝船ワールド」というあやしいイメージアルバムで、全く役柄を理解せずに役を演っていたのが、屋上庭園荘的にあやしい。

 渡辺等があやしい。「少女マンガ系音楽=渡辺等がサポートしている音楽」と定義することが可能なのではないかと思われるほど、あやしい。しかし、同様に少女マンガ系サポータのゴンチチとジョイントしたことがないというあたりが、未森さんのスタンスを物語っている。ところが、やはり少女マンガ系サポータの、さえきけんぞう氏と仲がいいというあたりが、マニョマニョとあやしい。

 工藤順子があやしい。最近「ゼノギアス」っていうゲームのイメージアルバム(「CREID」)を買ったら、そこに詩を書いていたというのが「生きるって大変なんだね、工藤さん」って感じで涙が止まらなくなってしまった(;_;)。しかも歌っていたのが本間TECHIE哲子だというのも、涙がちょちょぎれる(T^T)。いつ本屋に行っても「工藤直子」と間違えて「あっ、本出てるじゃ〜ん(^^)」って喜んでしまう、オレって胡乱(T^T)。井上妙の「パワーの恋」ぐらいあやしい。

 Nightnoiseがウィンダム・ヒル的にあやしい。実はシュネル・フェンスターはあやしくない。でも古賀森男はあやしすぎる。

 初期のアルバム・ジャケットがあやしい。日本国内で撮ったと思えない風景が「私は羊」的にあやしい。紙で作った地厚なやつが好きだったのに、いつのまにか消えてなくなったというのが、戦略的にあやしい。ついでに最近出してもらえないビデオがあやしい。海外レコーディングとかの経費のツケが回っているのか?

 ファンがあやしい。ファンだと公言するとあやしい人に見られてしまうというあたりが、すでに決定的にあやしい。ということは、世間からは未森さん本人があやしいと思われているということなのだろうか。結局、右から左まで全体的にあやしい。

 というわけで、一番あやしいのは書いているやつじゃねーか的に、このあやしい雑文を終わる。しまった、数年前と同じあやしいシメだ(^^;。


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